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コーヒートリップ 2019 in コロンビア – Vol.3 アンセルマのコーヒー農園-

3日目からカルダス県(Caldas)のアンセルマ(Anserma)という街まで移動しました。アピアから車で2時間ほどです。

アンセルマに到着したら、まずCooperative de Caficutores de Ansermaへ行きました。ここはいわゆる”農協”でカルダス県内の約2700ものコーヒー生産者が所属しています。県内に5ヶ所の買い取り所があり、そこの近隣の生産者がドライパーチメント(生産処理後のコーヒーの実)を持ち込み、買い取ります。品質向上や農業指導なども行い、コーヒーを通じて生産者たちの生活の質の向上も目指しています。ここでもいくつかのサンプルをカッピングをしました。その後3つの農園へ向かいました。

まず、ブエナ・ビスタ農園(Buena Vista)です。
ここの農園主のネルソンさんは、元々コロンビア南部のナリーニョ県(ここもコーヒーの産地として有名です。)出身で、1年半前にここカルダス県アンセルマに移住してきました。元々ナリーニョでもコーヒー生産をしていたのに移住してきたのは、アンセルマの豊富な水源、日照時間、土壌などにもっと可能性を感じたからだそうです。(右の方がネルソンさんです。)

次に訪れた農園は、ラ・ガビオタ農園(La Gaviota)です。こちらも家族で営んでいる農園です。屋根の上にパーチメントを乾かすところがあり、さらに急な雨が降ってきた時のために、エルバス(ELVAS)と言うスライドで移動できる屋根がついています。確かに、農園を訪れている時は、1日に1回は突然の雨が降りました。

パーチメントを干している様子。左に見える赤い屋根がエルバスです。

3番目に訪れた農園はラ・アラウカリア農園(La Araucaria)です。この農園も家族で営んでいます。ご自宅のお庭は、たくさんの花が咲いていて、オウムがマンゴーの木に止まっていたり、ニワトリの親子が散歩していたり、夢の様な光景でした。丁寧に手入れされているお庭を見ると、農園の管理も素晴らしいんだろうなと想像できます。全てが繋がっていますね。

アンセルマの2日間の滞在もあっという間に終わり、メデジンへ5時間かけて帰りました。帰りの車の中では、少し疲れてぼーっと窓の外の景色を眺めていました。夕暮れの街並みは少しノスタルジックな気持ちになりました。その時ラジオから流れていたRoberto・CarlosのDetalhesが忘れられません...


次回のVol.4では、ペルガミーノ(Pergamino)の農園の様子をお届けします。

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