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hiromi kawaida
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私の初めてのエスプレッソの思い出

私の初めてのエスプレッソは20年程前にニュージーランドのカフェで飲んだ1杯でした。
その頃はコーヒーのことは何も知らなくて、カフェラテは飲んだことあるけど、エスプレッソって何だろう。
まあ、コーヒーには変わりないよね。と気軽にオーダーしました。
でも、目の前に運ばれてきてびっくり。ち、小さい!何これ?そして飲んでみると…苦い!!
その時はエスプレッソを頼んでしまった事を後悔しました。
これは大人の飲み物だ。もう二度と飲むことはないなかな。とまで思いました。

それから10年、まさか自分がコーヒー屋さんで働くことになり、エスプレッソを作る立場になるとは。
でもヴォアラに入って初めて先輩に淹れてもらって飲んだエスプレッソは何か違いました。

あの時は苦いとしか思わなかったけど、これは色んな味がする。酸味も甘みも苦みも全部がすごい来る!

だんだんとこのエスプレッソの何とも言えないフルーティーさや甘み、とろっとした質感に魅了されていきました。

そして、同時にエスプレッソの奥深さも痛感しました。
エスプレッソは基本的な目安でいうと、20gの粉に9気圧の圧力をかけて、20秒から30秒かけて約40gの液体を抽出します。でもこれはあくまで目安で、豆によって粉の量や挽き具合、抽出秒数、抽出量も変わってきますし、マシンやグラインダーよっても変わってきます。

エスプレッソはその豆の品質が顕著に出るし、バリスタの技術にも左右されやすいとても繊細なものです。

(毎日バリスタがメッシュ調整しているんですよー。)

どんなに良い品質のコーヒーでもバリスタの腕次第では残念なエスプレッソになることもありますし、逆にバリスタの腕がどんなに良くても、そのコーヒー自体にポテンシャルがなければ、美味しい1杯にはならないということです。コーヒーチェリー(果実)の段階から生産処理、乾燥、焙煎、抽出まで。全ての工程が良くないとダメなんですね。一番難しいコーヒーだと思います。
その代わり、ここ!って言うポイントで抽出されたエスプレッソは最高です。感動します。

そしてまた10年が経った今、お店でエスプレッソを頼まれて、びっくりされている方を時々見ます。おそらく初めて飲まれる方です。初めてのエスプレッソは良い悪いに関わらず衝撃が走るよなぁと、その度に私も初めて飲んだ時のことを思い出しています。
あの時カフェのお姉さんに、あなたにはエスプレッソはまだ早いよと言われなくて良かった。
それがあるから今がある。少し大げさですけど、自分で体験してみるってとっても大事なことですよね。

皆さんの初めてのエスプレッソはどうでしたか?

 

 

ちなみに、そのままも好きですが、お砂糖をたっぷり入れてチョコレートみたいにして飲むのも好きです。

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