手挽きミルの挽き目調整方法
子供の頃から、コーヒーの時間が好きでした。
味こそ楽しめないけど、香りや、そこに集まる大人たちのリラックスした雰囲気、珈琲を楽しむ風景がとても好きでした。
ジジジジ、ガガガガ、ガリッガリッ。
豆を挽くときの音も心地よくて、コーヒーの時間が来ると、率先して豆を挽きました。
今でも実家にある手挽きミルは、母が独身の時に買ったもの。
それを聞いた私も一人暮らしを始めた時、思い切って手挽きミルを購入しました。
ただ、使い始めた時、挽き目調整の大切さを分かっておらず、隙間をみながら「これくらいかな〜」と、なんとなくで挽いていたので、なかなか美味しいコーヒーを淹れられずにいました。
コーヒー豆を挽く時、コーヒー器具(抽出方法)や使用するフィルターに合わせて豆の粗さ(挽き具合い)を調整する必要がある!
ということを知ったのは、それから少し経ってからでした。
豆の粗さによって、味わいや風味(苦味・酸味)も変わるのです!!
極細挽き= エスプレッソマシーン
細挽き = 直火式エスプレッソ
中細挽き= ペーパーフィルター
中挽き = ステンレスフィルター/ネルフィルター
粗挽き = コーヒープレス/パーコレーター
抽出 = 細かいと濃くなり、粗いと薄くなる
苦味 = 細かいと強くなり、粗いと弱くなる
酸味 = 細かいと弱くなり、粗いと強くなる
手挽きミルには、豆の粗さを調整する方法に2つのタイプがあります!
① ハンドル部分の下に調整ネジがついているタイプ(ハリオ スケルトンミル)
まず歯車までの部品をはずします。
この時、外した順番を忘れないように、並べておくと良いです♪
歯車の下には透明の小さなワッシャーもありますので、無くさないように気をつけてください。
歯車を下までやさしく締めて、シールなどで目印をつけます。
※締めすぎると刃が欠けてしまうことがあるので、締めすぎに注意してくださいね。
中細挽き(ペーパーフィルター)の場合、左回しに時計の3時から2時方向まで回します。
この時、中央の芯が一緒に回らないように押さえながら回してください♪
留めの金具をそっと付け、ハンドル、最後の金具を順番につけます。
② 刃の近くに調整ネジがついているタイプ
(ポーレックスミル/コマンダンテ コーヒーグラインダー )
歯の近くにある調整ネジを回すと挽き目の調整ができます!
粗く=左回し 細く=右回し
あとは、粗さ(挽き具合)を目で確認したり、淹れたコーヒーの味をみて、細かな挽き目調整をしてみてください。
調整次第でコーヒー豆の持つ豊かな風味を引き出し、また、自分好みのコーヒーを抽出することができます。
また、歯車やネジを回した回数や位置を覚えておくと、次に調整する時に役立ちます。
記録しておくことをオススメします!